2025 AUS 3rd Day 7/21

AUS引率担当の吉本です。ブログ更新お待たせしました。

日曜日到着日の家族交流のあと、本日7/1月曜日、ついにアデレード高校での学校生活がスタートしました!

実はわたしも同校の美術の先生宅にホームステイさせていただいており、日曜日はご家族と外でランチ、デザート、家に戻ってからは一緒に夕食を作ったりと、家族団らんの時間を過ごしました。生徒たちもそれぞれの家庭で温かい歓迎を受けて、聞き取れない伝わらない自身の英語力のもどかしさを感じながら初夜を過ごしたことと思います。

さて、今朝は朝八時から学校に到着し、歴史を感じるホールで入念に準備された歓迎セレモニーが行われました。昨年旭高校にきた二人の留学生が日本語と英語による司会を務め、アボリジニーや移民によって形成されたオーストラリアの多文化を尊重するアデレード高校のイメージビデオが流れました。これぞ、オーストラリアであり、アデレードの文化でしょうか。次に、日本人留学生によるフルートとトランペットの生演奏による両国国歌斉唱。なんと、旭生は自然に美しい声で君が代を歌うではありませんか!!とても感動的な場面でした。

Ms. Priolo校長からの歓迎のスピーチでは、本校にクリスタルガラスでできたコアラの置物を頂戴しました。続いて、私が旭高校を代表してスピーチ。私にとって、人生で初めての公の英語によるスピーチでした。時折、日本語も織り交ぜながら、我々を歓迎してくださるアデレードの方々の心と友情、そしてあらゆる準備に対する感謝を伝え、我々の友情の証として葛飾北斎作の浮世絵レプリカ「富嶽三十六景・青富士」をお渡ししました。校長先生はじめ皆さんその木版画が与える美のインパクトに「おおおお!!!」と感動の声が上がり、お客様を歓迎する校長室に飾ってくださり、我々も感無量です。青富士にあるように、太平洋の海を越えて、今後も旭とアデレードの間の友好の往来がそびえたつ富士のように末永く続きますように。

セレモニーのあと、旭生20名を、それぞれの日本語を学ぶホスト生や昨年旭に留学していたアデレード生がAmbassadorとして校内を案内していただきました。驚くべきは、アデレード高校は、6年生で約2千名の生徒が在籍しております。広大な校内の敷地には昔ながらのレンガ造りの建物は残しつつも、いくつもの棟が新しく増設されているそうです。オーストラリアが教育に力を入れている一つの証左です。

そして、英語の授業が始まりました。ロシアにルーツを持たれ、フランス語教師でもあるMs. Anna Judd先生による英語のレッスンが始まりました。Judd先生はまず生徒たちを知るところから始めました。生徒たちに自己紹介シートを書かせ、紙の辞書を使い、自分を説明する語彙を調べ、使わせるのです。生徒たちはリラックスして5感をフルに使い、授業に集中していました。

英語のシャワーを大量に浴びて、頭の中がパニックになった一日だったと思います。緊張と疲労、やる気と眠気、成長と妥協の間で葛藤を味わって、オーストラリアでの1ページが始まりです。言語の壁、これこそ留学でしか得られない貴重な挫折の体験です。

今日は14:50で授業が終わり、あっという間の一日。生徒の中には、放課後ホストと待ち合わせしたはずがしかるべき場所にいないのでとても混乱していましたが、ホスト生はもう一時間授業があることがわかり安堵の表情。しっかりとコミュニケーションをとる大切さを学んだと思います。これぞまさにAuthenticな学びの体験です。みんな、新しい生活に適応しようと力を振り絞って過ごした初日の学校生活だったことと思います。こうした体験を幾つも乗り越えて成長する旭生を見るのが本当に楽しみです。

以下は、生徒のコメントです。

(k.n)「今日は学校のあと、ホストファミリーがビーチに連れて行ってくれてとてもいい景色が見れました。またおすすめのライチサイダー味のジュースも味わい、とてもおいしかったです☆」

(k.k) 昨日はhost familyと韓国映画を鑑賞しました。Netflix1位のやつでスッゴくおもしろかったです。イケメンたくさんでてきて一緒に盛り上がたり、一緒に歌歌いました。幸せいっぱいです😁

 

明日はさらによい一日でありますように。