旭高校　校長便り

　１０月２０日（土）に旭高校ＰＴＡ主催で社会見学会を行いました。今年は歴史を紐解く古城そして山城の彦根城に行きました。
　大阪城のような平城と異なり、城門から本丸までかなりの石段がありました。この日朝は小雨がありましたがすぐに止んで、秋の行楽日和となりました。観光客が多く、皆石段の途中でちょっと休憩しながら上に進みました。
　天守閣は大きくはないものの、備えが頑丈で狭く急な階段を登らなければなりませんでした。上った甲斐あって、琵琶湖を臨む景色はすばらしかったです。

　【豆知識　彦根城】
　　　滋賀県の湖東に位置、江戸時代初期に建てられた井伊家（桜田門外の変で
　　暗殺された大老、井伊直弼はその13代目）の居城、彦根城。
　　　明治に入り、廃城令により全国の城が次々と取り壊されていく中、解体の
　　ための足場まで組まれながら・・・・・北陸巡幸を終え、彦根に立ち寄った
　　明治天皇の勅命で破壊を免れました。言い換えればそれだけの価値が彦根城
　　にはあったということです。
　　　彦根城は昭和の戦火も免れて、姫路城、犬山城、松本城とともに「国宝五
　　城」として現在に至っています。
　　　＜参考＞　https://www.travel.co.jp/guide/article/1315/

　昼食までに時間がなくて、残念ながら玄宮園や彦根城博物館に行くことができませんでした。
　見学が終われば、昼食です。場所を移動して彦根キャッスルリゾートで近江牛の料理をおいしくいただきました。
　次に近江八幡陶芸の里で水茎焼に絵付けをしました。お茶碗とマグカップに分かれて、最初は躊躇していた方も書きあがってみれば、とても上手に書かれていました。焼きあがり作品となって送られてくるのが楽しみです。
　行楽日和の土曜日で帰りは渋滞にあい、予定よりかなり遅れての帰校となりました。
　ＰＴＡ会長様をはじめ、たくさんの方にご参加いただきありがとうございました。
　さて、来年はどのような企画になるか、乞うご期待です。何かアイデアがありましたら、ＰＴＡ役員の方にお伝えください。

　１０月１４日（日）から１７日（水）まで昨年に続いて、台湾への修学旅行を実施しました。
　一部雨はあったものの、比較的天候に恵まれた修学旅行でした。
　初日、生徒は７時３０分に関西国際空港に集合でした。朝が早いにもかかわらず、元気にほぼ時間通りに集合できました。

　今年は飛行機の機材が縮小化され、９クラスが一度に乗ることができずに、２機に分かれての移動となりました。初めて海外にいく生徒もいましたが、若干のトラブルはあったものの概ねスムーズに日本を出国し、台湾に入国することができました。
　台湾到着後、故宮博物院、忠烈士、間に四川風中華料理の夕食を挟んで101に上るクラスと九份に向かうクラスがある分刻みのスケジュールでしたが、贅沢な時間を過ごしました。忠烈士では強烈な陽射しに「やっぱり台湾は暑い」と思ったのですが、九份に近づくに従って雲が厚くなり雨もどんどん強くなっていき、1日のなかでこれだけの天候の違いを感じたも久しぶりでした。

　２日目は新北市立林口高級中學との交流です。昨年に続いて２年生全員を一日受け入れていただきました。午前中の歓迎セレモニー、昼食タイム、午後は授業に参加して、英語、中国語、日本語を駆使して友好を深めました。林口高級中學の先生方、生徒の皆さんとはこれからも永く友好関係を続けれいければと思います。本当にありがとうございました。夕食は台湾料理、香辛料八角がふんだんに使われていたかもしれません。

　３日目はＢ＆Ｓ（ブラザー アンド シスター）プログラムです。各クラスが班に分かれ、その班に現地の大学生がひとり加わり、一日かけて事前に計画した旅をしました。天気予報では雨でしたが、ほとんど降ることはなくかえってあまり暑く無くて、現地の大学生とともに台湾の生の文化に触れる機会を堪能しました。
　夕食は全クラスが一堂に会し、後半は全体レクリエーションでした。生徒が企画したクイズやこれまでを編集した映像によって、終わる時間を忘れるくらいにあっという間に過ぎてしまいました。

　いよいよ最終日、残念ながらこの日は雨でした。忠烈士、故宮博物院に分かれて移動しました。故宮博物院は開館と同時の入場でゆっくりと見学することができました。徐々に人が増えてきて、出発する頃にはいつものように超満員で係りの人が早く進むように促すので歩きながら見るくらいしかできなくなっていました。
　帰途も２機に分かれて桃園国際空港から関西国際空港への旅路となりました。生徒には同じアジアでも言葉の違い、文化の違いを感じつつ、あらためて日本を見つめ直してもらいたいと思います。
　詳しい内容、様子は「修学旅行ブログ」をご覧ください。

　１０月７日（日）に天満橋OMMビルで五ツ木書房様主催による「五ツ木の進学相談会」が開催され、旭高校も参加させていただきました。公立高校のブースはスペースがあまりなく、テーブルでは１組、空きスペースで椅子だけで対面して説明をさせていただきました。それでも並んでいただいた方もおられ、個別にご説明をさせていただきました。ありがとうございました。

　同日、城東区民センターで城東区PTA協議会様主催による「城東区進学説明会」が開催されました。昨年は２階の広い会場で学校を探すのが大変という状況でしたが、今年は上階の小会議室に数校が入り、旭高校もそこでさせていただきました。落ち着いて話はできてよかったのですが、ちょっと話を聞いてみようという方には入り難かったかもしれません。来年はもっと気軽にお寄りいただけるようにお声がけさせていただきます。

　説明は皆さまの疑問に答えていたでしょうか、また内容はわかりましたでしょうか。今後、オープンスクールがございます。ご自身で直接見ていただいて、是非旭高校を志望校としてお考えください。今回、説明を聞かれていない方もオープンスクールや別の説明会におこしいただき、旭高校に関心を持ち、志望校としてお考えください。

　本日１０月６日（土）に本校のシンボルであるフェニックスの剪定をおこないました。正門を入って正面にそびえ立つ木です。本校では「フェニックス前に集合！」はよく使われます。
　葉が生茂って、悠然と立っている姿は貫録十分で、本校の歴史を物語っているようです。
　今年は地震や大雨、台風などの自然災害が多く発生しています。今日も台風２５号が近畿に近づいており、ときおり強い風が吹いています。
　フェニックスの葉は立派なのですが、かなり大きく重さがあります。そのため、枯れかけの葉などが強風にあおられ落下することがあります。台風２４号のときにも落葉がありました。これが人にあたるとケガをすることが考えられるため、今回は大胆に剪定することにしました。
　普段、見慣れた姿とは違いますが、フェニックスはこれからも成長し、また立派な姿を見せてくれると思います。
　安全面を優先させてのこのフォルムですが、本校のシンボルとして変わらずに愛してください。
　本校の生徒、教職員はもちろん、同窓会の皆さまもよろしくお願いいたします。

木だけでなく旭高校では花文字も成長しています。

　９月２８日（金）、授業が終わった放課後に旭窓会（本校の同窓会）会長の上坂様におこしいただき、母校を活性化するための支援金をいただきました。前期の生徒会役員の最後の場面でしたが、生徒会長が目録を受け取りました。
　その後、生徒会役員が学校の現状や要望を生徒の立場から同窓会長にお伝えしました。上坂様からは全てと言うわけにはいかないが、できることから協力します、これからも学校をよくするために生徒の立場からいろいろな意見を聞かせてほしいと言っていただきました。
　すでに、１０月２日に生徒会後期役員選挙があり、後期の生徒会が発足しました。前期から継続しての役員もいるので、この日の懇談を実のあるものにしていってもらいたいと思います。