旭高校 校長便り

2020年10月2日

10月2日

Filed under: 未分類 — admin @ 5:13 PM

   9月23日と29日に、3年生国際教養科の選択科目「英語総合演習」で即興型英語ディベートの体験授業がありました。本校では、3年前から一般社団法人パーラメンタリーディベート人材育成協会(PDA)から講師を派遣していただいているのですが、今年度はウエブでの実施となりました。 事前学習として、担当教員がディベートとはどんなものかを動画で紹介したり、表現の練習をしたりしたそうですが、実際に経験するのは当日のみです。私もPDAのディベートを経験したことがありますが、思ったように英語が出てこず、しどろもどろになったことがあります。生徒達の様子がどんな風か、とても興味がありました。  

    即興型英語ディベートでは、その場で与えられた論題に対して、肯定側チームと否定側チームに分かれて各々のチームが第三者を説得させるスピーチを行い、勝敗を競います。3人が1チームとなり、決められた時間の中でそれぞれが役割を担ってスピーチや質問を行い、より説得力のあるスピーチをしたチームが勝ちとなります。生徒達は肯定側か否定側かは選ぶことはできません。その場で論題が発表され、15分の準備の後にすぐに開始となりました。  

     今回のお題は Students should have the right to choose their teachers. でした。2時間連続の授業で、まず5時間目の冒頭で講師の先生からWebで簡単にレクチャーを受け、準備に入ります。ディベートの説明や、ルールや、議題で使いそうな単語集はプリントで準備されてはいますが、準備の後、すぐにスタートです。生徒達は戸惑いながらも準備を進めて、ディベートが始まりました。協力しながら英語のスピーチを作り、相手のスピーチに対抗します。ルールを理解するだけでも大変だと思うのですが、みんな懸命にスピーチをしていました。6時間目は、講師の先生方がWebを通じてとても丁寧に説明や解説やコメントをしてくださり、最後にベストスピーカや勝敗の発表がありました。生徒向けのアンケートも「とても楽しかった」「楽しかった」「授業でも行いたい」という意見が多く、続けていきたいと思います。

本年度の行事①

Filed under: 未分類 — admin @ 1:56 PM

   本年度はあらゆる行事が年度当初から変更を余儀なくされてきました。4月着任以来、何人もの先生から、生徒たちの行事に対する熱い思いや頑張りを聞いていましたので、今年度の行事をどうすべきかと悩みましたが、例年通りの行事を行うことはできないと判断し、9月25日(金)を「行事日」と定め、「文化祭のような行事」をするのか、「体育祭のような行事」をするのか、あるいは、まだ実施できていない「遠足」をするのかを、生徒たちに各クラスで考えてもらうことにしました。様々な制限のある中で多くのクラスが、「遠足」を選択し、9月25日(金)、あいにくお天気は雨模様でしたが、遠足を実施することができました。各クラス雨バージョンも考えていましたので、担任の先生から聞いた話によると、みなそれぞれに楽しんでいたようです。 とは言え、特に3年生にとっては、最終学年の気合をいれて頑張ろうと思っていた行事が大きく変わり、「遠足」の行事だけでは、満足できるはずもありません。そこで生徒会が中心となり、例年は文化祭で開催される「歌コン・ダンス甲子園」を土曜授業日の午後に企画し、開催されることになりました。

    9月19日(土)の午後約1時間、部活動にも協力をしてもらい、体育館で実施されました。密を避けるということから観客も3年生のみの参加となりました。エントリーから本番まで2週間程度しかありませんでしたが、本番ではみんな素晴らしいパフォーマンスでしたし、何より、体育館に集まった観客の3年生たちがきちんとわきまえて楽しんでいたのが印象的でした。出場した生徒の一人が、企画してくれた生徒会や、サポートしてくださった先生方へお礼を伝えていたのも嬉しく思いました。


2020年8月31日

8月31日

Filed under: 未分類 — admin @ 9:00 AM

8月27日、2年生「国際理解」の時間に英語落語パフォーマーの小夜姫さんが来校され授業を見学させてもらいました。 プロフィールを少し紹介しますと、小夜姫さんは17年前に故桂枝雀氏が始められた「英語落語道場」で学ばれ、英語落語パフォーマーとしてこれまで国内外で英語落語を披露されてきました。また、15年間外国語専門学校で英語講師としても勤務され、2016年からは「日本話しことば協会」の講師を務められるなど、多岐にわたって活躍されています。 今年は新型コロナの感染予防策をした上で、これまでとは少し違ったプログラムで実施されました。5時間目は落語の構成や会話の構成についてのお話しから始まり、印象の良い自己紹介の仕方を学んだ後、生徒達は実際に自己紹介文を作り披露しました。相手に好印象となるようなアピールの仕方やマスクを付けていてもしっかり表情を伝える方法など、「日本話しことば協会」の講師をしておられるだけあり、お話しもわかりやすく説得力がありました。6時間目はいよいよ英語落語会。専門学校で講師をされていることもあり、生徒達が理解しやすい英語表現や単語を上手く使って表情豊かにお話しされます。オチも分かりやすく高校生にはぴったりの演目でした。生徒達は真剣にメモを取りながら聞いていましたが、もう少しリラックスして遠慮せず質問もすれば良いのにな、と思いました。オブザーバーがたくさんいたので緊張させてしまったかもしれません。

2020年8月28日

8月28日

Filed under: 未分類 — admin @ 4:02 PM

時間はさかのぼりますが、休業期間中の3年生の現代文の課題の一つにPOP(本を紹介するイラストやコメント)の作成がありました。登校が始まった6月中旬頃から「3年現代文 POPコンテスト」として渡り廊下に掲示し投票が行われていました。力作揃いで観ていて楽しくなり、私も一票を投じましたが、そのコンテストの結果を先日国語の教員が持ってきてくれましたので紹介します。どの作品も素敵です。

 1位  6組32番  坊農 菜月さん 「蜘蛛の糸」芥川龍之介
2位  A組30番  広川 優さん  「銀河鉄道の夜」宮澤賢治
3位  5組18番  小藪 日和さん 「坊ちゃん」夏目漱石

3位  5組18番  小藪 日和さん 「坊ちゃん」夏目漱石

2020年8月19日

8月19日

Filed under: 未分類 — admin @ 1:35 PM

本校では8月18日から授業が始まり、今日は3年生は実力考査、1,2年生は学力診断テストが実施されています。 2学期が始まりましたが、新型コロナ感染症は収束の見通しが立たず、引き続き感染症対策に加えて熱中症対策をしながら生徒達も教職員も猛暑と戦っています。そんな中、生徒会執行部のメンバーと有志の生徒達が行事が縮小された生徒達を励ましたいと、渡り廊下にステンドグラス風の装飾を作ってくれました。和みます。生徒達だけでなく教職員も励まされていると思います。ありがとう。

2020年7月28日

7月28日(火)

Filed under: 未分類 — admin @ 5:59 PM

    毎月1回程度スクールカウンセラーが来校し、生徒や保護者、時には教員の相談にのっていただいています。今年度より和田 邦美先生に来ていただいています。今日は先生の来校日でしたので、少しお話しを伺うことができました。 和田先生は、現在神戸にお住まいで、以前は小学校の教員をされていました。電話相談員をされていたこともあり、学校や子供たちの事情にも詳しく、知識や情報の豊富な先生だと感じました。今回のコロナ禍の影響をお伺いした時に、ご自身が経験された1995年阪神大震災の話題となりました。当時、震災直後は、みんな頑張らなければ、と気持ちが高揚していて、てきぱきと行動できていた。しかし、しばらく経つと、心身ともに疲れがどっと出て、不安を訴える方が増えた、ということでした。

    今年度も、今まで経験したことがない状況の中で、生徒達(大人もですが)は、長期間のステイホームで緊張の日々を過ごしました。学校生活再開後すぐの時には、一定の緊張感や嬉しさがあり、日々大きな問題もなく過ごすことができるのですが、しばらくすると疲れが出てくる、ということです。どうすれば良いでしょうか、と尋ねますと、「好きなことをすることです。漫画を読むことでも、音楽を聴くことでも、とにかく好きなことをしてストレスを発散することが大切です」とアドバイスをいただきました。生徒達も定期考査が終わり、少しほっとしていることと思います。まだしばらく授業は続きますが、好きなことをしてストレスを発散してほしいな、と思いました。

2020年7月17日

7月17日(金)

Filed under: 未分類 — admin @ 1:35 PM

 先週7月10日(金)に前期生徒会のメンバーが校長室に挨拶に来てくれました。会長、副会長、会計の3名が3年生、書記、庶務の2名が2年生、1年生も1名庶務に決まり、皆、頼もしく抱負や要望を語ってくれました。毎回話題になるのが、校舎の老朽化に伴う環境面での要求です。プールの更衣室や、水道の出が悪いこと、トイレの悪臭などなど、どれも費用の問題もあり、すぐに解決は難しいのですが私も少しでも解決できることはないかと考えていきます。

 旭高校では、この約2週間、学校の行事についてクラスで話し合いの機会を持ち、その結果を執行部がまとめて原案を作成するという取り組みがありました。新型コロナウィルスが完全には無くならない状況で、どのように行事を実施すべきか、我々教員も頭を悩ませています。できるだけ安全に、でも、日常とは少し離れてリフレッシュしたり絆を深めたりしてほしいと願っています。

今朝、本校の技師さんから、「昨日校内でカブトムシを見つけましたよ。」と報告がありました。校内の敷地にたくさん果樹があるのですが、落ちた青い柿の実を食べていたのだそうです。珍しいので教員も何人か写真を撮っていたそうです。校内は大きなフェニックスをはじめ、緑が多く、敷地内には様々なハーブが茂っていたり果実がなったりしています。

2020年6月19日

6月19日(金)

Filed under: 未分類 — admin @ 6:07 PM

2年生の「国際理解」で、SDGs地方創生ファシリテーターの川辺友之さんをお招きし、カードゲームを使ってSDGsや地方創生の仕組み学ぶ授業がありました。教室を村に見立てて、sustainable villageをめざします。行政側と民間側に分かれて、お金や人材や資源を動かしながら、与えられたミッションをクリアしていくゲームです。様々なプロジェクトがあり、よく考えて進めなければ、「人口・経済・環境・暮らし」のバランスが悪い村になってしまいます。 生徒たちは、最初は戸惑いながらも、徐々に積極的に大きな声で、自分たちが必要なものを求め、交渉を進めていました。最後の感想タイムでは「最初は収益を上げることばかり気にしてしまったけれど、それではだめだと途中で気が付いた」「難しかったけれど、人口を増やすためのプロジェクトに協力できた。」「頭を使って、疲れました。」「もう一回やりたい!」など。ゲームを通じて、生徒たちはSDGsの知識だけでなく、コミュニケーション力や交渉力が大切なこと、そして、自分だけがよくても良い社会にはならないことに気づけたと思います。川辺さん、そしてサポートに来てくださった風さん、ありがとうございました。

2020年6月4日

6月4日(木)

Filed under: 未分類 — admin @ 6:16 PM

   国際教養科では、第2外国語の授業があり、ドイツ語 フランス語 イタリア語 スペイン語 中国語 朝鮮韓国語の6つの言語から1つ選択して言語と文化を学びます。毎週2時間(2単位)、2年生、3年生で4単位を習得します。先日2年生の授業を見学させてもらいました。どの先生も、経験豊かで、高校生に外国語を教えるツボを心得られていると感じました。初めて習う生徒たちに、文字や発音を丁寧に説明され、生徒達も、こんな時期ですので少し控えめに、でも、きちんと発音をしていました。言語のみならず、地図をみながら背景知識の説明があり、今後は文化についても学ぶ機会が多いことを実感しました。他国の言語や文化を学ぶことで、知識の幅が広がり、新しい発見や出会いも増えることと思います。来年度より国際文化科としてスタートすることになりますが、これまでの充実した取り組みを大切に育てていきたいと思います。

2020年5月29日

5月29日(金)

Filed under: 未分類 — admin @ 7:17 PM

昨日近畿大学より、大変誇らしく喜ばしい知らせが届きました。平成28年4月に近畿大学理工学部に入学し、この春卒業された本校62期の柳井 剛志さんが、近畿大学学長賞を受賞されました。学長賞は各学部において、学業成績が最も優秀であり、かつ人格の優れている学生1名が受賞する賞だと記してありました。約1000人在籍する理工学部の卒業生の中、首席で卒業され、近畿大学の大学院へ進学されたということです。柳井さんご本人とも連絡がとれ、近日中に在校生へのメッセージを送っていただくことになりました。卒業生の活躍は、旭高校の生徒達にとってこの上ない励みとなります。柳井さん、学長賞おめでとうございます。ますますのご活躍を心から祈念しております。

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