9月23日と29日に、3年生国際教養科の選択科目「英語総合演習」で即興型英語ディベートの体験授業がありました。本校では、3年前から一般社団法人パーラメンタリーディベート人材育成協会(PDA)から講師を派遣していただいているのですが、今年度はウエブでの実施となりました。 事前学習として、担当教員がディベートとはどんなものかを動画で紹介したり、表現の練習をしたりしたそうですが、実際に経験するのは当日のみです。私もPDAのディベートを経験したことがありますが、思ったように英語が出てこず、しどろもどろになったことがあります。生徒達の様子がどんな風か、とても興味がありました。
即興型英語ディベートでは、その場で与えられた論題に対して、肯定側チームと否定側チームに分かれて各々のチームが第三者を説得させるスピーチを行い、勝敗を競います。3人が1チームとなり、決められた時間の中でそれぞれが役割を担ってスピーチや質問を行い、より説得力のあるスピーチをしたチームが勝ちとなります。生徒達は肯定側か否定側かは選ぶことはできません。その場で論題が発表され、15分の準備の後にすぐに開始となりました。
今回のお題は Students should have the right to choose their teachers. でした。2時間連続の授業で、まず5時間目の冒頭で講師の先生からWebで簡単にレクチャーを受け、準備に入ります。ディベートの説明や、ルールや、議題で使いそうな単語集はプリントで準備されてはいますが、準備の後、すぐにスタートです。生徒達は戸惑いながらも準備を進めて、ディベートが始まりました。協力しながら英語のスピーチを作り、相手のスピーチに対抗します。ルールを理解するだけでも大変だと思うのですが、みんな懸命にスピーチをしていました。6時間目は、講師の先生方がWebを通じてとても丁寧に説明や解説やコメントをしてくださり、最後にベストスピーカや勝敗の発表がありました。生徒向けのアンケートも「とても楽しかった」「楽しかった」「授業でも行いたい」という意見が多く、続けていきたいと思います。