7月16日(火)に国際教養科の3年生が選択の授業で即興型英語ディベートに取組みました。 ディベートは広い意味では「テーマを決めて、肯定と否定のグループに分かれて討論する」ものですが、今回の英語ディベートでは、一つの論題が与えられ、肯定側チーム(Government)と否定側チーム(Opposition)に分かれ勝敗を競います。 ジャッジする人を説得し、より説得力(議論の中身、説明の仕方など)があったチームを勝ちとするものです。このとき、生徒は肯定か否定チームのいずれに属するかを自ら選ぶことはできません。場合によっては、自分の意見とは異なる観点からの主張を考えなければならない難しさがあります。方法等はいろいろなサイトで紹介されていますので、ここでは省略します。 今回も、大阪府立大学の中川智皓先生にご指導いただき、当日は一般社団法人パーラメンタリーディベート人財育成協会(PDA)から2人の先生に本校にお越しいただきました。 いよいよ自分たちで行います。ディベートする論題は「It is better to have a two-dimensional boyfriend/girlfriend than having a three-dimensional one.(彼氏彼女を作るなら二次元の方が良い)」でした。準備時間に入ると、生徒たちはジャッジスタッフに論の組み立て方の指導を受けたり、肯定の理由、あるいは否定の理由について相談しながらスピーチシートに書き込んで準備していきました。 ディベートの実践に入ると、生徒たちの顔に緊張の色が見えましたが、いざとなると臆することなく、みんなの前に立ち、どの生徒もしっかりとスピーチをしていました。 ジャッジの方からの講評を聞きディベートの中身を深めた後、「楽しんでくれましたか」の質問にほとんどの生徒が手を挙げて、またやりたいと意見表明していました。 本日のベストディベーター賞の受賞者4人が発表され、皆で拍手をおくりました。 ジャッジする人は単にディベートの方法を講評するのではなく、発表者個人の特徴を見極めることや幅広い知識からスピーチの内容を審査することなど、相当な力量を持って行う重要な役割であると感じました。肯定、否定のスピーチを行う生徒の力をつけることの大切さとともによい緊張感と先入観なしのジャッジするには、外部の方にジャッジをお願いすることが適当だと改めて思いました。。 中川先生、本校までお越しいただいた先生、ありがとうございました。是非、来年もお願いいたします。