歓迎❣ アデレード高校

9月22日(日)~29日(日)

姉妹校のオーストラリア「アデレード高校」から5年ぶりの生徒先生方をお迎えすることができました。約1週間の滞在記をお届けします。

【9月22日(日)】

★到着&イングリッシュバスツアー★

飛行機のトラブルのため、丸1日遅れの到着となりました。

アデレード高校の生徒たちは、予定外の出来事に少し疲れた様子でしたが、到着後、すぐに奈良に向かって出発です。

昼食は、「なら和み館」で秋の食材たっぷりの秋膳をいただきました。

昼食後は、東大寺に向かって奈良公園を歩きました。大雨の中、たくさんの鹿にびっくり。

大仏の大きさにも驚いた様子でした。

自由散策の後、バスで帰校、すべてのホストファミリーが集まり、対面式を行いました。どの家庭も事前にやり取りをしていたため、実際に会った時には、やっと会えた!という笑顔があふれていました。

1週間、いい思い出を作ってほしいと思います。

【9月24日(火)】

★登校初日★

祝日は、早速、家族とUSJに行ったり、カップヌ―ドルミュージアムに行ったりと、それぞれの家庭で楽しんだようです。

初めての登校日、2時間目は美術の特別授業がありました。午後の2時間は国際文化科3年生との交流授業、7時間目は、全校生徒が集まって歓迎式を行いました。

歓迎式の後は、1年生のクラスに入り、交流をしました。各クラスでどんなことをするのか考えており、紙飛行機を作ったり、手作りのかるたをしたり、どのクラスもとても楽しそうに過ごしていました。

【9月25日(水)】

★登校2日目★

生徒の一人が、授業のはじめと終わりに「起立、礼」と挨拶をするのがオーストラリアの学校とは違う、と教えてくれました。2時間目は日本語の特別授業です。お辞儀の種類について学びました。

昼休みには、昨年、アデレード高校を訪問した生徒たちとの昼食会でした。約1年ぶりに再会した生徒たちもとてもうれしそうでした。

午後は、アデレード生のみで、くらしの今昔館へ遠足です。大阪の古い町並みや家屋を見学し、浴衣の着付け体験もした生徒も多くいました。

学校に戻って、放課後は、アデレード生が希望する部活へ参加させてもらいました。

バレーボール部、軽音楽部、書道部、写真部、漫画アニメ部、茶道部など、様々なクラブで、それぞれ楽しい時間を過ごしました。今年は、バレーボール部を希望した生徒が多く、最後には、アデレード高校vs旭高校で試合をし、大変盛り上がりました。

【9月26日(木)】

★登校3日目★

特別授業以外の時間は、ホストと一緒に授業を受けています。

3時間目は書道の特別授業です。納得がいくまで何度も何度も好きな漢字を書き直し、オリジナルの団扇が出来ました。

午後は、2年生普通科の探究発表会の見学に、旭区民ホールに出かけました。

アデレードの生徒たちも、オーストラリアに帰国後、日本語でプレゼンをする課題があるそうで、今回の見学は、とてもいい機会になったようです。

放課後は、ACBF同好会との交流会です。自己紹介やゲームをして交流を深めました。

【9月27日(金)】

★登校最終日★

やっと校内の移動や授業のリズムに慣れてきたところですが、もう最終日です。

今日は3年生の選択授業、フードデザインに入って、調理実習をしました。メニューは、ピザとパンナコッタです。普段は少人数での授業ですが、19人の留学生が入ると、とても賑やかです。班で協力し、ピザ生地を作るところから始め、おいしそうなピザが焼きあがりました。

 

午後は日本語の授業で、漢字の成り立ちなどを学習しました。

終礼では、各クラスであいさつをし、クラスで記念写真を撮ったりしていましたオーストラリアから持ってきてくれたコアラのお土産をもらった生徒もいたようです。

放課後は茶道部のお茶会です。お点前を初めて見る生徒も多く、静かにお菓子、お茶をいただきました。

【9月29日(日)】

土曜日は家族と過ごし、いよいよお別れの日となりました。

朝早くにもかかわらず、ホストファミリーの皆さんが、新大阪駅まで見送りに来てくれ、涙のお別れとなりました。短い間でしたが、充実した1週間を過ごした様子でした。

このような交流を通して、アデレード高校生だけではなく、受け入れた旭高校のすべての生徒にとっても、多くのことを学んだ1週間になりました。

アデレード高校と、姉妹校締結をして今年18年目を迎えました。これまで、お互いの行き来を続けてこられたのも、ホストファミりーの皆様のご協力のおかげです。今回、初めて、ホストファミリーにご協力いただいたご家庭も多く、受け入れ前は不安もあったかと思いますが、最後のお別れの涙を見ると、お互いに本当に素晴らしい時間を過ごされたことが分かり、とてもうれしく、今後も、この繋がりを大切に、交流を続けて欲しいと思いました。

お世話になったホストファミリーの皆様、本当にありがとうございました。