11月8日、今年も2年生の人権ホームルームで、ジェネシスオブエンターテイメントの皆さんによる車いすのダンス講演会の機会を得ることができました。毎年感じることですが、構成が見事です。車椅子の種類の紹介から始まり、車椅子ダンスを始めたみさきさんのお話しや、理学療法士でダンサーでもあるあすかさんのお話し、そしてこの組織を立ち上げられた坪田さんの体験談と続きます。その合間にダンスの披露や、生徒の車椅子の体験があり、あっという間の2時間でした。ともに生きるということや、上手くいかなくてもチャレンジすることの大切さなど、生徒たちのレジリエンス力を高めてもらえるような内容でした。
講演の後に理事長の坪田さんにご挨拶に伺った際に、「旭の生徒たちは本当に素晴らしい。小さく手を振ってくれる生徒達、共感して頷きながら聞いてくれる生徒達、みんなが優しいまなざしで話を聴いてくれて、こんな生徒達は他にいません。そしてそんな生徒たちに育てている先生方が素晴らしい。」とうれしいお言葉をたくさんいただきました。もちろんそんな生徒たちに育っているのはご家庭の温かい愛情があってのことだと思います。素晴らしい時間を過ごすことができました。生徒の感想をいくつか紹介します。
・来てくださった4人の話は本当に素晴らしかったです。長い間苦労してきたり、障がいに向き合い続けた過去から、「やりたいことがあるなら進むべきだ」とメッセージをくれて勇気をもらいました。この話を聴いた後、もう一度ダンスを見ると最初に観た時よりも、より感動しました。私も進路について迷っていたけど、やりたいことに向かって頑張ろうと思いました。
・「車いすだから、自分にはできない」と思わずに、何事にも挑戦することで新しい道は開ける」とおっしゃっていました。これは、車いすに乗ってる人だけではなく、挑戦することに遠慮している人全てにあてはまるものだと思いました。
・自分自身4才~12才までダンスを習っていたのでダンスに関してはすごく身近なものでしたが車いすダンスを生でみるのは初でした。お話を聴いて、今の自分と当てはまる部分も多く、心に残る言葉もいくつかありました。「壁があるのは苦しいこと、苦しい人にしか分からない」というのは印象に残っています。「その先の世界未来が明るくなるように」と信じてこれからもいろいろなことに取り組んでいこうと思いました。