9月28日(土)に旭高校PTA主催で社会見学会を行いました。今年は神戸方面でした。「海から神戸を臨み、歴史そして復興を確かめる」でした。
午前9時に学校を出発して最初に、地元の産業である白鶴酒造の資料館を訪問しました。その日はイベントはなかったので工場内は見学できませんでしたが、昔の酒造りについて豊富な資料の展示があって、当時のポスターなども貼られていて今との違いを比べられました。
次にハーバーランドに向かい、本日のメインであるランチクルーズのコンチェルト号に乗り込みました。料理とともにバイオリンとピアノの生演奏があり、食事の雰囲気を優雅に盛り上げていただきました。
ゆっくり食事をしながら、船の窓からは川崎重工や三菱重工の歴史的建造物や最新鋭の潜水艦まで見えつつ、沖に出ていきました。明石海峡大橋の手前でUターンして左舷に海岸線をみながら戻っていきます。六甲山系が海近くまで迫っていて、海と間の平地の具合によって、都になったり、関になったり、その場にいると見えないものが海からだとはっきりわかりました。出港してから帰港まで、料理の世話をしながら現代、そして歴史を交えて景色の説明してくださったサーブのMさんはとても軽妙な話術で、「原稿はありません」とにこやかにおっしゃっていました。この語りがあったおかげで、景色の向こうに平清盛、勝海舟、坂本龍馬そして光源氏までが浮かんで見えました。
下船後はまわりで少しゆっくりしてから、学校に向かいました。
天候にも恵まれ、有意義な社会見学を実施できました。今回はほとんどの場面をPTA会長様にとり仕切っていただきました。ありがとうございました。
次年度もすばらしい社会見学になることを祈念しております。