旭高校 校長便り

2015年11月19日

November Review

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皆様 こんにちは。

校長の松井です。立冬を過ぎたら流石に寒くなってきました。11月も後半になり、年末年始の予定等も決め始めている時期でしょうか。11月に入ってからも学校では行事が多く、先生方はとても忙しそうです。13日にはパリ郊外で自爆テロが起き、大勢の死傷者が出ました。本当に痛ましい出来事です。国際線の客室乗務員をしていた頃、パリには何度も行き、美術館巡りやオペラや買い物を楽しみました。パリは芸術の都と言われるよう、美術・音楽・演劇などが盛んでマナーを守る人々が多い魅力的な都市です。多くの犠牲者が出たということで心を痛めています。11月を振り返ってみます。

7日は第2回オープンスクールがあり、383名の中学生と177名の保護者の皆様がご来校くださいました。吹奏楽部のウェルカムコンサートで始まり、体育館の大きなスクリーンを使って学校説明をしました。多くの在校生が手伝ってくれましたが、皆、中学生の子達が喜んでくれて嬉しかったと言っていました。12月19日に第3回のオープンスクールを行います。模擬授業はありませんが、多くの中学生や保護者の皆様のご来校を教職員、生徒一同、楽しみにしております。

10日~13日まで授業公開保護者懇談がありました。担任の先生にとって保護者の皆様とお話しする機会はとても貴重です。保護者の皆様と手と手を携えて、大切なお子様の成長をサポートしたいと思っています。

11日には学校保健委員会があり、学校医の谷口先生がとても貴重なご講義をしてくださいました。今年は座談会形式で3年生の生徒も入り、意見交換をしました。谷口先生がおっしゃった『人が生まれてくる確率は1億円の宝くじに100万回連続で当たったくらいの奇跡だ』という言葉が印象的でした。「他人と過去は変えられないけど、自分と未来は変えられる」とも。自分の未来を切り開いていくための心構えも教えていただき、生徒たちだけでなく、私もとてもためになりました。

また、同じく11日に2年生の保護者対象の進学説明会が行われました。本校では進路指導部中心に非常に多くの進路行事が行われていますが、更に2学年の先生方で保護者に進路についてもっと知っていただきたいと計画しました。保護者の皆様のアンケートを拝見しましたが、分かりやすくためになったとのお言葉をいただきました。

12日は1年生の会科講演会で旭区民センターに出かけていき、フリージャーナリスト西谷文和氏(2007年「平和・共同ジャーナリスト基金大賞」受賞。イラクの子どもを救う会代表)による「戦場の子どもたちは今」という講演会を参観しました。昨今起こる戦争や地域紛争の地で特に子どもや国民たちの現状を教えていただきました。

19日は国際教養科の3年生の課題研究の授業で大阪府知事選挙の立会演説会(生徒による)が行われました。3名の候補者から聞き取った内容で政策を説明し、質問に答えていました。明日、模擬投票を行います。多くのマスコミの方たちのカメラが回るなか、生徒たちは実に堂々と調べ学習の成果を発表していました。社会科佐藤功先生の授業で9月から連続的に行ってきましたが、18歳有権者となる自覚を芽生えさせるためになる授業で新聞にも何度か取り上げられてきました。若者の投票率の低さが問題になっていますが、この授業を受けた生徒は選挙権を与えられたらきっと投票に行くと思いました。

また、同じく19日に3年生の人権ホームルームで社会保険労務士の方8名にお越しいただき、保険制度や社会保障のしくみ、就職して働く上での法律や困ったときの対処法などを、具体例をあげながら、分かりやすく説明していただきました。生徒たちは、本当に熱心に授業を受けていました。社会人になる前に何をしておくことが必要なのかなどの心構えを学べたと思います。社会保険労務士の皆様、貴重なご講義を本当にありがとうございました。

26日には1年生の英語レシテーションコンテストが体育館で行われました。普通科の生徒はMartin Luther King,Jr.氏のI have a dream.を、国際教養科の生徒はAung San Sui Kyi氏のSpeech by Aung San Sui Kyiを暗誦し、舞台の上で発表しました。普通科クラス代表7名、国際教養科クラス代表2名 が、Finalistとして素晴らしいスピーチをしてくれてました。私は審査員をしていましたが、今年は例年以上にレベルが高く、1年生ということも含め、本当に感心しました。特に、普通科と国際教養科がいずれも高いレベルで拮抗していたのが印象的でした。優勝者は1月に行われるインターナショナルフェスティバルで発表することになっています。

翌27日には2年生の英語スピーチコンテストが行われました。前日の1年生のレシテーションコンテストとは異なり、自分で書いた様々な思いや夢を英語で発表するというもので、さすが2年生と思える素晴らしいスピーチが続きました。生徒たちの英語に対する熱意、先生方の指導力に脱帽です。

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