平成31年2月28日(木)に第65回卒業証書授与式を行いました。
ご来賓、卒業生の保護者の皆さまと在校生が見守る中、1組から順に2組、3組、4組、5組、6組、7組、A組、B組と吹奏楽部の演奏の中、入場しました。
開式の辞のあと、国歌斉唱に続き校歌を会場全体でうたいました。次に卒業証書授与です。普通科代表と国際教科代表の二人に卒業証書を授与しました。二人とも緊張はあるものの、とても清々しい面持でした。自席に戻った時にはにこやかなさが増していました。
私の式辞ではノーベル生理学・医学賞を受賞された本庶佑京都大学高等研究院特別教授の「教科書に書いていることを信じない。」に関連して、山中伸弥京都大学iPS細胞研究所所長の「型を学ばなければ型破りなことはできない。教科書に書いてあることをきちんと学んだ上で、鵜呑みにしないという態度が大切ということです。」や歌舞伎の坂東玉三郎さんの「型破りになるためには、まず型をしっかり学びなさい。型をしっかり学んだ上で、それを破る努力をしなさい」という言葉、そして本庶先生の言葉に戻り、「何か知りたいという好奇心を持つこと」、「簡単に信じないこと」、「自分の頭で考えて、納得できるまでやると言うこと」が大切であり、これこそが皆さんに求められていることだと伝えました。
在校生の送辞、卒業生の答辞、卒業記念品目録贈呈、卒業生の歌があり閉式の辞をもって式は終わりました。今年もこの後に卒業生保護者代表の方からの丁寧な謝辞をいただきました。
いよいよ別れの時です。卒業生が会場をあとにします。それぞれの組の生徒が席を立つ時に、担任の先生に声を揃えてお礼を言って退場していきました。
卒業生は各教室で担任の先生から卒業証書を手渡され、喜びとともに一抹の寂しさを感じていました。
教室で解散になったあとも学校の中庭で名残惜しそうにしている姿が印象的でした。 すでに旅立った卒業生ですが、またいつでも学校にきてください。