8月29日(水)に国際教養科の3年A組が即興型英語ディベートに取組みました。(3年B組は7月20日に実施しました。)
ディベートは広い意味では「テーマを決めて、肯定と否定のグループに分かれて討論する」ものですが、今回の英語ディベートでは、一つの論題が与えられ、肯定側チーム(Government)と否定側チーム(Opposition)に分かれ勝敗を競います。
ジャッジする人を説得し、より説得力(議論の中身、説明の仕方など)があったチームを勝ちとするものです。このとき、生徒は肯定か否定チームのいずれに属するかを自ら選ぶことはできません。場合によっては、自分の意見とは異なる観点からの主張を考えなければならない難しさがあります。方法等はいろいろなサイトで紹介されていますので、ここでは省略します。
今回、大阪府立大学の中川智皓先生にご指導いただき、先生はスカイプ等を用いて遠隔で、中川先生以外の3人の先生には本校にお越しいただきました。
いよいよ自分たちで行います。ディベートする論題は「高校生はアルバイトをすべきである」でした。準備時間に入ると、生徒たちはジャッジスタッフに論の組み立て方の指導を受けたり、肯定の理由、あるいは否定の理由について相談しながらスピーチシートに書き込んで準備していきました。
ディベートの実践に入ると、生徒たちの顔に緊張の色が見えましたが、今年も人数が多くて活発に意見交換していたので、いざとなると臆することなく、みんなの前に立ち、どの生徒もしっかりとスピーチをしていました。
ジャッジの方からの講評を聞きディベートの中身を深めた後、「楽しんでくれましたか」の質問にほとんどの生徒が手を挙げて、またやりたいと意見表明していました。
ジャッジする人は単にディベートの方法を講評するのではなく、発表者個人の特徴を見極めることや幅広い知識からスピーチの内容を審査することなど、相当な力量を持って行う重要な役割であると感じました。肯定、否定のスピーチを行う生徒の力をつけることの大切さとともによい緊張感と先入観なしのジャッジするには、外部の方にジャッジをお願いすることが適当だと改めて思いました。。
今年も昨年同様に3年の国際教養科全員を対象として取組むことができました。中川先生、本校までお越しいただいた先生、ありがとうございました。是非、来年もお願いいたします。
2018年8月31日
8月29日 即興型英語ディベート授業
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