2月2日5時間目に国際文化科2年生の授業で大阪女学院大学教授の樋川和子先生をお迎えし「ウクライナの問題から考える国債の平和と安全」と題して講演いただきました。マイクを向けられると自信なさげに答えている生徒達でしたが、感想文はしっかりと考えが述べられていると感じました。一部紹介します。
- 最後に、核兵器禁止条約で世界の核兵器を無くせるのか、という問いについて、私は無くせないと考えました。なぜなら、国際法や国連ができても無くせなかったからです。なぜ戦争はいけないことだと分かっていて法律もあるのに、戦争がまだ行われているのかと思いました。とても難しい問題です。
- 国際社会には、優位に立つものがなく全てが平等なはずなのに、安保理だけが拒否権を持っているなど、まだまだ平等じゃないところがあるんだと感じた。
- 核兵器禁止条約で、核兵器は完全にはなくならないと思います。しかしこれから将来的に核兵器を作ろうとする国、使用しようとする国をけん制することはできるので、そのような条約が存在することはとても大切だと考えました。
- 世界の国と国同士の関係を築いていく中で、戦争はいらないものだと思います。核兵器ももちろんいらないものだと思います。核兵器は保有国にとっては戦争が起きた時の安心材料なのですか?広島や長崎に落とされた時よりも強力になっていると思うので、怖いです。
- 核兵器の問題について自ら深く考えようと思ったことは今までありませんでしたが、このように専門的なお話を聞くと改めて国際社会の在り方や世界規模で様々なことを考えようと思えるきっかけになりました。また、核兵器や戦争について考えれば考えるほど興味がわいたなと思いました。