オーストラリア語学研修

7月20日よりオーストラリアのアデレードに1年生19人、2年生6人の20人が語学研修をおこなっています。ホームステイをしながら姉妹校のアデレードハイスクールに通学したり、周辺の施設見学などをおこなう予定です。
付添教員よりの現地レポートを適宜掲載いたします。ネットの日本語環境が整っていないので英文メールを意訳して掲載しています。

出発から到着まで

昨日 関空を出発し長時間のフライトとトランジットで少し疲れ気味ですが無事アデレードに到着しました。空港には現在アデレードハイスクールに留学中の小川君と日本語担当のヘレン先生が出迎えてくれました。。
初めてのオーストラリアで全員がわくわくとした昂揚感にひたっています。
バスでアデレードハイスクールに向い、学校ではホストファミリーを紹介されました。写真はホストファミリーと出会いうれしい気分とほっとした気分が入り混じっているところです。
現地ではディナーを”tea time”と呼ぶなどオーストラリアンイングリッシュを勉強中です。
健康チェックでは多少の疲れはあるものの全員問題ないレベルです。

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7月23日(火)

こんにちは皆さん。 昨日、ターナー先生の英語の授業でした。生徒も、とても楽しんでいました。その後、講堂で素敵な歓迎集会をしていただき、学校からプレゼントもいただきました。今日は遠足の日でした。私たちは、植物園と美術館に行ってきました。アボリジニの人の話に耳を傾けました。 アデレードはけっこう寒いですが、生徒たちは、よく食べて、よく眠て、元気に授業を受けています。ホストファミリーとも仲良くしています。ご安心ください。

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7月24日(水)

今日、私たちは高1の日本語クラスを訪れて、アデレード生の日本語のクラスのお手伝いをしました。アデレード生は、旭生に日本語の簡単な質問をしました。
双方とも授業を楽しんでいました。授業の終わりには、オーストラリアのお菓子やサンドイッチを皆で食べました。おいしかったです。皆、元気にしています。

7月25日(木)

今日は美術のクラスに参加させてもらって、dot paintingというアボリジニの伝統的なアートに挑戦しました。作品を完成させるプロセスがシンプルなので、美術が苦手な生徒も楽しんで取り組むことができました。写真は生徒が作品に取り組んでいるところです。

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7月29日(月)

今日はCleland Wildlife Parkに行きました。普通の動物園とは違い、おりの中に入っていない野生の動物を見ることができました。野生のコアラ、カンガルーやオーストラリアにしか住んでいない動物を触ることができて、生徒達はとても楽しんでいました。一枚は入り口で撮った写真で、もう一枚は生徒がすごく大きな蛇を持っているところです。

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7月31日(水)

We went to Victor Harbor and Port Elliot!!
今日は一日遠足でした。高校から1時間半ぐらいかけて、Victor HarborとPort Elliotという港に行きました。砂がとてもソフトで波も良かったので、たくさんの人がサーフィンを楽しんでいました。海岸からあまり遠くないところでクジラを見ることもできて嬉しかったです。

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8月1日(木)

今日はBoat Shedというところでフェアウェルパーティーがありました。まず始めに夕食をホストファミリーと一緒に食べて、その後、日本文化紹介を各グループごとにしました。日本のアニメ、食べ物、子供の遊びなどについて写真や道具を用いながら、全て英語で説明しました。英語の原稿を覚えるのは大変でしたが、会場のみんなもわかってくれ、喜んでくれたので嬉しかったです。日本紹介の後、2週間の語学研修プログラムを終えた記念に修了証書をいただきました。

8月2日(金)

今日はアデレード高校最後の日でした。午前中はホストファミリーやアデレード高校でできた友達にお礼のカードを作りました。午後はホストバディ達とランドルモールにショッピングに行き、アデレード高校での最後の一日を楽しみました。 明日8月3日(土)はアデレードでの最後の一日です。最後の週末をそれぞれのホストファミリーと過ごす予定です。

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国際教養科1年生 夏季研修報告

7月11日。1年国際教養科クラスA・B組は夏期研修のため、バス2台に分乗し、関西外国語大学中宮キャンパスに向かいます。みんなウキウキです。国際教養科としての初めて行事です。11時より関西外大留学生別科教員トレイシー先生の英語による講演「グローバル・ファミリー」を聴きます。世界のあちこちの地域で一日200円使える人がその地域に何パーセント存在するかという基準をパワーポイントで示したり、様々な生活が送られているという事実を実感できるものでした。
そしてこうした世界をより素晴らしいものに変化させようとする人のことも紹介されました。一人がパキスタンのマララさん。講演ではさらっとふれられる程度でした。もう一人が世界各地でダンスの輪を作り続けている「マット君のダンス世界一周」で知られるマット君でした。マット君のダンスは4日間で200万回見られたそうです。世界が一つの家族なんだよというメッセージが彼の世界各地でのダンスということ。かなりスピードのある展開でした。使われる英語はかなりわかりやすく感じましたが、生徒は何を言ってるのかさっぱりわからなかったというものと、かなり理解して要所要所では笑い声を出すものとにわかれました。

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午後は大学の一室でA組の代表西岡さんが、講演を聴いた感想をのべ、B組の代表中山さん・和田さんが講演で出てきたパキスタンのマララさんについて発表しました。マララさんは女子が学校に通うことに反対し、女性をもの扱いし暴力をふるうアラブ原理主義集団タリバーンに真っ向反対し、テレビに出てその現状を世界に訴えました。
だまらせようとする脅しに屈しないマララさんの口を封じようと、タリバーンはバスに乗り込んで来てマララさんの頭部を撃ったのです。マララさんは14歳(当時)の少女です。重態となった彼女は緊急にイギリスに運ばれ手術を受け、奇跡的に回復しました。その後、彼女は国連で意見を述べます。教育こそがこうした無知から来る悲惨を解決する唯一の道であることを。彼女は続けます、自分を襲ったタリバーンに怒りはもたない。タリバーンの子供も学校にいって教育を受けることができるよう願うと。トレイシー先生も講演のなかで、マララさんは私にとってヒーローであると紹介されていました。同感です。
このマララさんのことを発表したB組中山さんは「日本は裕福だ。世界では学校で勉強すること、学校で友達とお話することは当たり前のことではありません。自分の周りの全てに感謝をして生きなければならない。」と感想を述べました。また同じくB組和田さんは「タリバーンにも負けず、襲撃された後も一生懸命スピーチをしてきた彼女は本当に素晴らしい」と感じました。
この報告のあと、旭高校の卒業生で関西外大の在学生であるMさんとS君が自分たちの経験をしゃべってくれました。Mさんは旭の国際科は2クラスしかないが、とても仲良くなるのですごく楽しかった。あなたたちも仲良くしてくださいとアドバイスしてくれました。S君は英語とくに単語をがんばって覚える必要があること。自分自身、サッカー部でがんばりつつ、高校生活の最後にがむしゃらに英語に取り組み、府のグローバル塾に応募し、イギリスに行って自分よりはるかに優秀な同い年の高校生に遭遇し、ショックを受けつつ、またファイトがわいたことなど述べてくれました。すばらしい先輩がいるのですね。みんなも続きましょう。
ちょうどこの日に一年間のフランス留学から帰ってきた飯山さんのフランス語を交えた挨拶もあり、大成功の国際教養科研修でした。

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タイの高校の先生との交流会

・4月18日(木) 3,4時間目の3年国際教養科の課題研究の授業と5,6時間目の2年国際教養科の国際理解の授業で、タイの高校の日本語の先生25人と交流会をおこないました。昼休みには、1年から3年まで、国際教養科、普通科のたくさんの生徒が、会議室でお弁当を食べながら交流を楽しみました。

・4月から旭高校国際教養科1年生のクラスに入ったタイからの長期留学生も、お昼休みに交流会に参加し、タイの先生から質問攻めにあっていました。

・タイの先生は、3グループにわかれて校内見学。生物の顕微鏡実験や日本史、英語、体育の授業を見学されました。

・交流会では、校長先生挨拶のあと、生徒代表挨拶。3年生は、英語と日本語、2年生は、英語と日本語とタイ語で挨拶をしました。タイの先生からも、「タイ語の発音がすばらしい!」とほめていただきました。

・4月13日~15日は、タイのソンクラーン(水掛祭り)で、代表挨拶のあと、その踊りを見せてもらい、生徒も一緒に踊りました。

・その後、グループ交流会では、輪になって交流し、楽しいひとときを過ごしました。タイの先生たちは、翌日に「日本の高校生」というテーマで、今日聞いたことを日本語でまとめて発表会をおこなう、ということでした。旭高校の生徒たちは、「制服は?」「部活は?」など身近なこともたくさん質問されていましたが、みな上手に説明をしていました。

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