旭高校　校長便り

　数日前のことになりますが、国語科の1年生担当の教員が3人そろって朗報を持って校長室にやって来てくれました。本校の1年A組阿部来春さんが、第67回大阪府青少年読書感想文コンクールで『佳作』を受賞した、というものでした。すぐに、受賞作品を読ませてもらいました。課題図書「科学者になりたい君へ」（佐藤勝彦著）を読んだ感想文ですが、科学を通したものの見方や新たな気づきがうまく表現されていて、また、本の面白さもしっかりと伝わってくる文章でした。（私に文章力がないのでうまく表現できませんが）これからもたくさんの可能性を秘めた生徒たちが様々な分野にチャレンジしてくれることを願っています。

　10月20日に2年生、27日に1年生が劇団四季の「リトルマーメイド」を鑑賞しました。昨年度の実施予定が新型コロナにより中止となり、今年度再度企画し、1，2年生については無事鑑賞することができました。劇団四季の方々のパフォーマンスはもちろんですが、衣装や舞台芸術が素晴らしく、私自身も、人魚や魚たちの水中でのリアルな動きやユーモラスな演出を楽しみました。生徒たちも元気をもらえたのではないかと思います。カーテンコールで何度もキャストの皆さんが登場し、観客が拍手や手を振って応えているのを見て、改めてライブの良さを痛感しました。

　昨日10月19日午後、地震を想定した防災避難訓練を実施しました。2018年6月に発生した大阪北部地震クラスを想定し、渡り廊下が使用できないこととし、避難経路の変更を放送で指示するという形態で行いました。1年生はグランドに集合するのに学校の敷地内を通るよりも、一旦北門から出て、誘導しながらグランドに入る経路を試しましたが、2分半程度で集合できたということです。事前に保健室前（写真）や教室に地震の際の身を守る行動を掲示するなど、保健部が生徒に災害時の意識を高める工夫をしていました。

10月12日（火）～10月15日（金）で北海道への修学旅行に引率しました。69期29期入学当初は台湾の予定で企画をしていましたが、1年前に新型コロナ禍の収束の見通しが立たず、国内の行先で再検討を行い、昨年度と同様の北海道キロロリゾートへと変更しました。とは言え、9月半ばまで新型コロナの状況は好転せず、延期も視野に入れて学年担当者と検討を重ね、キャンセル料がかかる直前のタイミングで全国の緊急事態宣言が解除の方向で検討されたことを受け、決行することにしました。お天気にも恵まれ、すべてのスケジュールを無事こなして、参加者全員無事帰阪しました。活動の様子は現地から毎日ホームページで写真と共に紹介されました。