旭高校 校長便り

2020年12月23日

12月23日

Filed under: 未分類 — admin @ 10:45 AM

  12月17日、2年生の国際理解の授業で、「難病学生患者を支援する会」の久保田一男さんの講演を聞きました。久保田さんの息子の鈴之介さんは、中学2年の時にユーイング肉腫を発症。高校2年のとき、鈴之介さんは難病学生の窮状を当時の橋下大阪市長にメールで訴え、その結果、大阪で病弱高校生への講師派遣制度が制度化されました。2013年高校3年の卒業間際、鈴之介さんは18歳で亡くなられましたが、その遺志を継いで、久保田さんは病気の学生を支援する活動を行っておられます。講演では、生徒達が自分のこととして考えやすいように丁寧にお話をしてくださいました。また、本校でもここ数年間で何度も病弱高校生への講師派遣制度を利用しています。久保田さん、このような時期にもかかわらず東京から駆けつけていただき、本当にありがとうございました。

《 生徒の感想から》

・今日の授業で、今まで考えたことがなかったことを聞き、『自分の世界は狭いな』と思いました。難病にかかっている子どもたちが自分よりも目標やしたいことを持って強く生きている姿を見て、ものすごく胸を打たれました。久保田鈴之介さんが親に謝っているところは、涙が止まりませんでした。自分が辛いときにも周りのことを気にかけ、優しく強い人だなと思いました。難病の子が授業を受けやすい環境になることを心の底から願います。

・「チャイルドライフ・スペシャリスト」という職業を初めて知りました。私が職場体験で行かせていただいた病院にも院内学級がありました。私は将来、看護師になりたいので、今日の授業を聞けてすごく良かったです。

・今、授業を受けれているのは当たり前ではない、ということを痛感しました。実際、病気の子どもたちが短い命しか残っていないのに、「自分のような思いをしてほしくない」と他の人を思って行動していることに、心を打たれました。思っているだけでは変らない。しっかりと発言をして行動をしていきたいと思います。

2020年12月17日

12月17日

Filed under: 未分類 — admin @ 5:07 PM

12月16日、2年生の国際教養科の生徒達による第2外国語の暗唱大会がありました。第2外国語は、ドイツ語、スペイン語、韓国語、中国語、フランス語、イタリア語の6言語です。映画化もされた「チャーリーとチョコレート工場」の中からチャーリーとおじいさんの会話の一部を6言語に翻訳したものを暗唱します。約半年間で少しずつ覚え、6講座から各4名が発表をしました。今年はCovid19の影響で授業が6月からのスタートとなり、マスク着用での発音練習や、ペアワークが十分にできないなど苦労されたとのこと。それでも先生方がグーグルクラスルームで音声を送り、生徒達は週2時間の授業毎に少しずつ覚えて、当日を迎えました。本当に皆驚くほど上手でした。例年なら、代表者は年明けの国際教養科10校でのインターナショナルフェスティバルで発表するのですが、今年度は動画での出場となります。先生方ご指導ありがとうございました。生徒の皆さん、素晴らしかったです。よく頑張りました!

第2外国語の先生方と代表の生徒達

2020年12月11日

12月11日

Filed under: 未分類 — admin @ 6:23 PM

12月10日、1年生の国際教養科の取組みの一環であるJICA関西への訪問に私も途中からではありますが、参加してきました。生徒達は当日8時半に学校に集合の後、バスに乗り込み神戸にあるJICA関西に向かいました。当日のプログラムは、A組はガーナに、B組はボリビアに派遣された方の体験談をそれぞれ聴き、その後グループに分かれてポスターを作成して発表をするというもの。施設見学の時間もあり、昼食には皆でケニア料理をいただくという盛りだくさんの内容でした。  現地での体験談や感じられたことを生徒達はしっかりメモを取り、準備時間はわずか30~40分でしたが、ポスター発表はどの班も印象に残った話題や大切なフレーズを盛り込み、上手くまとめていました。最後にはJICAの方に講評もいただきました。国際教養科の生徒達はプレゼンをする機会が多く、今後、回を重ねる毎にさらにスキルアップをすることと思います。お二人のお話は本当に魅力的で本校にも機会があれば是非来ていただきたいと思いました。JICA関西関係者の皆様、大阪がレッドステージのこの時期に受け入れていただき、ありがとうございました。

ポスター発表の準備
グループに分かれての発表

2020年12月1日

12月1日

Filed under: 未分類 — admin @ 4:43 PM

  去る11月10日、本校体育館で2年生の人権行事「車いすダンス講演会」がありました。ダンスと講演のみならず、活動の紹介や生徒達の体験もあり、様々に工夫を凝らした素晴らしい講演会でした。ジェネシスオブエンターテイメントの皆様には心よりお礼申し上げます。

今回は生徒達の感想を紹介します。

①障がいのある人とない人がお互いに支えあって一つの作品を完成させているのが凄いステキだなと思いました。また、車いすを最大限に活かしている迫力のあるダンスでした。 友達とのエピソードの中で「友達が傍にいるだけでいじめがなくなった。」「友達から支援学校の先生になると報告があった」などの言葉が心に残っています。誰か一人が傍にいたり話を聴いてあげたりすることで心が楽になったり、支えてあげられたりすることを改めて知りました。

②車いすダンスを見て、車いすなのにではなく、車いすだからできるダンスだと思いました。車いすでしかできないスピンや流動感がとてもすごく、見ていてわくわくしました。僕は体験コーナーで実際にダンスを踊ってみましたが、初めてなのでとても難しく感じました。

③たぶん私たちには計り知れないくらい辛い日々が続いていただろうに、それでもちゃんと学校に通い続けたのがすごいと思いました。自分が同じ状況にあったら甘えてしまうかもしれません。一緒にいてくれるようになった友達が支援学校の先生になったのが素敵だなと思いました。障がいのある人が一方的に与えられるのではなくお互いに与え合っていることが素敵だと思いました。

④車いすに乗っている人と乗っていない人で息がぴったり合っていて、動きが大きくてとても迫力があった。車いすダンスは障害を持っている人と持っていない人が一緒にできる数少ないスポーツで、見る人を惹きつけて魅了していてとても素晴らしいと思った。

車いすダンスの体験

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