6月23日、現在大学生で、コスメブランドを立ち上げている露木志奈さんに横浜からお越しいただき、「SDGs- 環境に関する講演会」と題して、ご自身の経験や環境問題について講演いただきました。露木さんは高校をインドネシアのバリ島にあるGreen Schoolで学び、世界中から集まった人たちと、環境科学、起業家学習、アートなどを中心とした教育を受けられました。生徒達は年齢が近いこともあり、熱心に講演を聴き、講演後の質問タイムにもたくさん手があがりました。生徒の感想を紹介します。
★一人一人が行動しないと環境問題は解決できないと思った。どんな環境問題が起きているのか知るのも必要だけど、なぜその問題が起こって、どう解決していくかも考えなければならないと思った。政府が協力してくれないと変わらない問題が多いと思ってたけど一人一人の行動が政府の協力につながっていくと思った。
★露木さんのグリーンスクールでの生活を聞いて、日本にいるとなかなかないことばかりで、聴いていてすごく楽しそうで、うらやましくなりました。ご飯のお皿はバナナの葉だったり、授業も教科書があるわけではなくて、自ら体験していたり。グリーンスクールの校舎自体が竹やわらでできているのは本当に驚きました。今日のお話で、露木さんのお友達は「思いたったらすぐやる!」という人が多かったけど、そのおかげでいろいろ行動に移して成功している、というのを聞いたとき、私の場合はやる前にぐるぐる考えて結局行動に移すまでにいたらないことが多いことに気づきました。時と場合にもよるかもしれないけど、「思いたったらすぐやる!」はとても良い考え方だなと思いました。
★露木さんの講演を聞いて、日本だけでなく世界の環境や気候変動などについて詳しく知ることができた。世界中の人間と家畜を合わせて、96%にもなるんだと知ってびっくりした。20%くらいは野生の動物がいると思っていたけど、まさかの4%で驚いた。世界で1年間に必要としている食料が、420万トンなのに対して、日本は612万トン捨てている。東京ドーム5杯分もあるって考えると怖い。日本恐ろしいと思った。「幸せ≠便利」ということを聞いてなるほどなーって思ったし、便利じゃなくても幸せはあると思った。自分ひとりだけやと何も変わらんのに、何か変えるためには自分一人からでも何か行動を起こすことが大事だということに共感して、始めは一人でも仲間を見つけて何か変えていきたいなと思えた。